こんにちは。
元日本代表のサッカー選手、本田圭介さんのXでの『暴論』が時々一部メディアから批判されます。
そこで、今まで歯に衣着せぬ物言いで、たびたび炎上した本田圭介さんの発言を、この際プチ炎上も含めて、まとめてみました。
また、一部メディアから『暴論』と言われるのはなぜなのか、そして、なんで自ら
「この先もずっと痛いヤツであり続けたい」
と言っているのか、その辺も調べてみました。
炎上ツイート その1「若い世代の死因、自殺最多について」
引用元: acmillan.com
他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!!
2017年5月30日 / 引用元: Twitter.com
政府が2017年版「自殺対策白書」を公表し、自殺”が若い世代の死因の最多を占めるという事態に対しての、本田さんの反応でした。
ただ、Twitter上では
「他人のせいにできないから自殺することも知らないのか」
「持てる者が持たざる者を無自覚に追い詰める社会があり、本田圭佑のこの発言はその縮図」
などとの反論がありました。また、ミュージシャンの米津玄師さんも異例の疑問を呈していました。
人生や親に感謝するのはいいと思うんだけど、少なくとも元の記事には他人や政治のせいにして自殺した人の様子なんてひとつも出てこないし、そこからの「成功に囚われるな、成長に囚われろ」という言葉もどこから出てきたのかよくわからないっていうのが正直な感想です。
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) May 30, 2017
日本のいじめ社会の中で、ちゃんと専門家や教師、家族のサポート体制が整っていないと、一人では解決できない問題を抱えた若者たちが、心のよりどころを失って、生きる意味を見失ってしまいますよね。
確かにそんな心理状況の時に、「両親に感謝しろ」とか「成長に囚われろ」と言われても、あまり心に響かないかもしれません。
その反面、本田さんの言いたかったことも理解できます。要するに
「嫌なことを無理してやらないで良いから、やめて、好きなことやって!他人からの評価なんて気にしなくて良いから、自分の行きたい道を突き進め!」
というようなことを言いたかったのだと思います。
炎上ツイート その2「日大のアメフト悪質タックル問題に触れて」
監督も悪いし、選手も悪い。傷つけられた選手は生死に繋がるような怪我でなくて何より。
ただ毎日寄ってたかって責め続けるようなことでもないでしょう?
あのタックルは罪だし究明もすればいい。ただこのニュースにいつまでも過剰に責め続ける人の神経が理解できないし、その人の方が罪は重い
2018年5月25日 / 引用元: Twitter.com
本田さんは、悪質タックルを監督からの指示で行った日大の学生を責め立てるメディアや周囲の人々に対して、苦言を呈しました。
このツイートに対しても、「はあ?日大や内田前監督の振る舞いは批判されて当然」と言った声も寄せられ、賛否が殺到しました。
あの事件では、被害選手はもとより、加害選手の未来を奪ってしまうような処分になることだけは避けてほしいと願っている人も多かったのではないでしょうか。
あのまま加害選手が誹謗中傷を受け続けていたら、それこそ加害者の選手が追い詰められて命を断つような事態にもなりかねなかったかもしれませんね。
この場面での本田さんの発言は、たとえ批判的な意見があったとしても、とても意義のあるものだったと思います。
炎上ツイート その3「どうやったら生活が豊かになるか」
どうやったら生活が豊かになるか?その答えは僕らの先祖が手本として見せてくれたんではないんですか?
先祖が築いた元々ある信用と富で、周囲と比べ、悩み、文句だけを言っても何も変わらないことは皆さんが分かってるでしょう?
自分を変えて行動することでしか状況を良くする方法はないんです。
2019年12月25日 / 引用元: Twitter.com
「どうやったら生活が豊かになるか?」という問いかけに対して、「文句言う暇あったら自分を変えろ」という趣旨のことが書いています。
それに対して
「それは社会的弱者にも当てはまりますか?」
「政治が変わらないと生活は豊かにならないよ」
「言うのは簡単。そんなことはいいのでサッカーに集中して下さい」
といった反論の声も見られるました。
「一人一人が変われば、いつかは政治さえ変えることができる」というのはもちろんそうなのですが、残念ながら実際には、みんながみんな同じ意見を持って、同じ方向に進みたいわけではないので、そうならない社会の難しさがありますよね。
こちらもどうぞ⇓
炎上ツイート その4 「阪神大震災から25年」
引用元: theguardian.com
もうあの大震災から25年か。被災者のことを想うと、なんていうか同情します。
2020年1月17日 / 引用元: Twitter.com
本田さんは大阪の摂津市出身で、相当揺れた地域だったそうです。ですから、決して他人事と思って、軽々と言っているわけではないのでしょうが、「何ていうか同情」という表現が、読む人から見ると軽々しく思えたのは事実でしょう。
ネットでは、本田さんが海外生活が長いので、語彙が狭く、的確な言葉が見つからなかったのでは、と擁護する声もありましたが、「だったら、何も書かない方がまだマシ」というシビアな意見もありました。
またある書き込みではDAIGOさんの」ツイートと比較され「教養の差って隠しきれないのね」などと書かれています。
ちなみに大吾さんのツイートはこちら⇓
炎上ツイート その5「学校の宿題は嫌ならやらんでいい」
学校の宿題は嫌ならやらんでいいと思う。あのやってない奴があかんみたいな空気が辛すぎる。
2020年5月16日 / 引用元: Twitter.com
という本田さんのツイートに対して、元日本代表FW武藤嘉紀さんが、
「圭佑くんの発言力でこれを言ってしまうと子供たちは『本田選手がこう言ってるんだから、宿題はやらなくていいんだ』と飲み込む子供が確実に増加するということ。それは非常に危険」
と反論し、両者に「一万件以上」のいいねが寄せられました。
私は個人的には宿題が大嫌いだったので「嫌なことはやらなくていい社会に生まれていたら、もう少し楽しい楽な幼少時代を生きられたかなあ」とは思います。
実際、高校時代は音楽に明け暮れ、学校はよく「ずる休み」していました。自分に今必要のない勉強を無理してするのがとても苦痛でした。
もう高3にもなると、ずる休みがついに親にバレても「1日24時間しかない。自分のやりたいことをやらせて」と訴えたところ、あまり怒られませんでした。
あとがき
本田圭介さんの炎上シリーズはこのあと、中編、後編へと続きます。
中編はこちらをどうぞ⇓
後編はこちらをどうぞ⇓