こんにちは。
俳優ののんさんは、2015年の当時の所属事務所とのトラブルで、テレビの世界から姿を消していましたが、最近、再ブレイクしています。
その追い風になったのが、10年前、のんさんの大ブレークのきっかけとなった、2013年のNHK連ドラ「あまちゃん」の8年ぶりの再放送でした。
のんさんについて
引用元: news-postseven.com
のんさんは、2006年に第10回ニコラモデルオーディションにて、グランプリを獲得し、能年玲奈という本名で2010年までニコラの専属モデルでした。
2010年から女優としての活動も始め、2013年にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを演じ、一躍有名になりました。このヒロインの座はオーディションで勝ち取っています。
プロフィール
本名 能年 玲奈(のうねん れな)
生年月日 1993年7月13日
出身地 兵庫県神崎郡神河町
身長 166 cm
職業 女優・ファッションモデル・歌手・芸術家・YouTuber
ジャンル テレビドラマ・映画・音楽・アート
活動期間 2006年 – 2016年1月、2016年7月 –
事務所とのトラブル
引用元: nendesu.jp
のんさんは、2015年1月に、当時所属していたレプロエンタテインメントに無断で、個人事務所「株式会社三毛&カリントウ」を設立したことで、事務所側から「契約違反」と責められ、話し合いがまとまらず、事態は悪化していきました。
そして、本名である「能年玲奈」の名前はレプロエンタテインメントが商標登録したため、のんさんが、今後「能年玲奈」の名前で芸能活動をする場合、商標使用料金が発生すると主張しました。
のんさんは、仕方なく、独立してからは「能年玲奈」という自分の本名ではなく、「のん」という芸名で芸能活動をすることになったのでした。
自分の本名を使うことができないなんて、すごーく変な話です。
それだけではなく、テレビ関係者は、のんさんの元事務所に忖度し、のんさんを起用しなくなったので、人気絶頂期だったにもかかわらず、突然、地上波への出演がなくなる事態へと発展してしまったのでした。
テレビ局から8年も干される
引用元: YouTube.com
そんなこんなで、のんさんが、2016年に一時活動を休止していた活動を再開してからも、元所属事務所は
「6月までの約1年半を“契約不履行”とみなし、未消化分の契約延長を申し入れている」
という、いじめの延長のようなコメントを発表して、結局、改名を余儀なくされた「のん」さんをテレビ局はずーと、使いたがらなかったのです。
のんさんには、それ以来、長らく地上波から干された状態が続いていました。
再ブレイクした理由4選
持ち前の演技力と努力
引用元: YouTube.com
そんな、地上波から干されたのんさんでしたが、地道に小さいCMのお仕事や、映画、舞台のお仕事をこなしていました。
その、のんさんを演技面で長年指導していたのが、滝沢充子さんという演出家で、彼女の2003年に確立した独自の演技メソード「Jメソード」が、のんさんの演技の進化に、かなり大きな影響を与えているようです。
「Jメソード」とは
「日本独自の形式美とメソッド演技の融合、およびタレントの個別の個性魅力開発発展技術」
これだけではよくわかりませんが、つまり、原石を見抜き、磨き上げ、一流のタレント・モデル・役者を作り上げることを目的としているのだそうです。
滝沢充子さんの会社のホームページには
そして、滝沢の「Jメソード」が周知の事実として実を結んだのが近年。
それまで多くの新人の中に埋もれいていた一女性タレントを2013年「NHK朝ドラヒロイン」ヘと変身させ、流行語大賞を獲るほどのムーブメントを起こすまでに彼女の魅力を開花させた。引用元: https://inkankh.net/takizawa.html
と、名前こそ出していませんが、のんさんの才能を開花させたのは自分だということが、書かれています。
とにかく、この滝沢充子さんは、現在はのんさんと同じタワーマンションに住んでいて、マネージャーのようなこともしながら、のんさんを支えているのだそうです。
のんさんは、2022年に主演映画を3本も公開していて、映画『さかなのこ』で、2022年度の第46回日本アカデミー賞、優秀主演女優賞を受賞しました。
多方面で活躍 / 新曲MV「この日々よ歌になれ」
引用元: nendesu.jp
のんさんは、俳優の仕事だけではなく、監督、そして脚本家、企画、編集、音楽、画家、創作家、モデル、YouTuberなど、幅広く活躍しています。
のんさんの新曲のミュージックビデオ「この日々よ歌になれ」は2023年4月12日に公開されました。
YouTubeで聴けます!
芸能界のパワーバランスの変化
引用元: excite.co.jp
例えば、小泉今日子さんは、「芸能界のドン」の一人と噂される、周防社長との絆が深く、のんさんは、連ドラで母親役だった小泉今日子さんに、プライベートでも可愛がってもらっていて、干されている時も小泉さん経由で仕事に繋いでいたらしいです。
のんさんの元所属事務所の社長は、もう一人の「芸能界のドン」、田辺エージェンシー』の田邊社長と仲が良いため、テレビ局側は、元所属事務所の社長に、というよりは、田邊社長に忖度して、のんさんを起用しなかったという見方が有力なのだそうです。
ですが、最近では、2019年に、ジャニーズ事務所の圧力で、元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人がテレビに出演できなくされていた問題で、公正取引委員会から、独占禁止法違反の疑いがあるとして、ジャニーズ事務所に注意喚起が言い渡されました。
また、2023年現在、ジャニーさんのセクハラ問題でジャニーズ事務所自体が崩れかけているため、芸能界のパワーバランスも大幅に変化し、誰かに忖度する必要が少しずつなくなってきているのだそうです。
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そして、のんさんの元事務所とのトラブルから、すでに8年経っていますので、そろそろ、のんさんを地上波で起用しても大丈夫だろうという、空気になってきたようです。
「あまちゃん」8年ぶりの再放送
引用元: nendesu.jp
NHKの朝ドラの中でも特に人気を博した2013年の朝ドラ『あまちゃん』が、4月3日からBSプレミアム・BS4Kでスタートしました。
2015年に一度再放送されて以来、「あまちゃん」は、8年間も封印されていましたが、ここにきて再放送されることになったのは、まさに、芸能界のパワーバランスが、大きく変化したからかもしれません。
とにかく、再放送でありながらも、異例の反響で、連日ツイッターで関連ワードトレンド入りし、再放送でありながら、4月にスタートした「らんまん」を上回る盛り上がりを見せています。
ここで、「あまちゃんの」ヒロインを演じたのんさんの人気が、うなぎ登りするのは間違い無いでしょう。
のんさんの地上波復帰も時間の問題になってきました。
日本アカデミー賞優秀主演女優賞と日プロ大賞主演女優賞
のんさんは2023年3月に、のんさんの主演映画「さかなのこ」で、
第46回 日本アカデミー賞優秀主演女優賞
を受賞し、注目されていましたが、6月には同じ映画でもっとすごい賞、
第32回日本映画プロフェッショナル大賞、主演女優賞
を獲得し、勢いは止まらないという感じです。
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まとめ
のんさんは独立騒動で、一時は、完全に芸能界から干されて、再起は無理と思われていましたが、さまざまな分野で、自分らしく、活き活きと活躍していて、干されても努力と実力次第では、芸能界で生き残れることを証明してくれました。
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