椎名林檎はなぜドラマに合わない主題歌を?DestinyED大不評の理由

椎名林檎はなぜドラマに合わない主題歌を?DestinyED大不評の理由

椎名林檎はなぜドラマに合わない主題歌を?DestinyED大不評の理由

こんにちは。

石原さとみ主演の連続ドラマ「Destiny」(2024年、テレビ朝日系)の主題歌、椎名林檎さん作詞作曲の「人間として」がドラマに合わないと大不評です。

一体、なぜそこまで視聴者は

「全然ドラマに合わない!」

と、違和感を感じるのでしょうか?

椎名林檎さんは、なぜそれでもあえてこの曲をこのドラマの主題歌として提供したのでしょうか。

検証してみました。

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椎名林檎さんについて


引用元: x.com

椎名林檎さんのプロフィール

椎名林檎(しいなりんご)

生年月日 1978年11月25日

出身地 埼玉県浦和市

最終学歴 高校中退

ジャンル J-POP、ジャズ、ロック、オルタナティヴ・ロック

職業 シンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー

担当楽器 ボーカル、ギター

事務所 黒猫堂(2002年 – )

椎名林檎のドラマ主題歌「人間として」がドラマに合わない?


亀梨和也&石原さとみ / 引用元: x.com

連続ドラマ「Destiny」は石原さとみさんの育休後の復帰ドラマとして大きな注目を集めています。

主演の石原さとみさんは横浜地検検事の西村奏役を演じます。

奏の父(佐々木蔵之介)は、検事として働いていましたが、ある事件の責任を負って命を断ってしまいます。

父の遺志を注いで検事になった奏は、学生時代に友人の一人だった及川カオリ(田中みな実)を事故で亡くしています。

そして自分の恋人だった野木真樹(亀梨和也)は、その事件を機に姿を消してしまいました。

そんな野木が12年後に突然、奏(石原さとみ)の前に姿を現すという、サスペンス・ラブストーリーです。

そのドラマのエンディングで突然流れてきた主題歌

椎名林檎さん作詞作曲の「人間として」

が、あまりにドラマとミスマッチだと話題になっています。

ハープのアルペッジョで全蘇が始まり、椎名林檎さんの歌が続くこの曲。

ヘ長調の付点音符で始まる歌のメロディーは、明るく軽い感じで、重いストーリーの流れに沿っていない感じがしてしまいます。

しばらくハープの伴奏だけで歌は進んでいきます。

そこにちょっとずつ弦楽器が入り込んできて、不思議〜な音の世界をかもし出します。

私は、第一話でこの主題歌が始まった時、マジで

「あれ、何この曲?どっから聞こえてきてる?」

と、あたりを見渡しました。

で、数秒後にテレビから聞こえてることに気づいて

「え、これがドラマに挿入されてる曲なの?」

と、マジで違和感を抱きました。

その違和感は、私の中で回が進むごとに大きくなってきました。

実際のところ

「何この曲? 全然ドラマに合ってない!」

と思った人は、実はたくさんいたのでした。

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椎名林檎さんのコメント


引用元: youtube.com

このドラマ「Destiny」の主題歌書き下ろした椎名林檎さんは、この曲のリリースに際して、おもしろいコメントを寄せています。

すてきなお誘いありがとうございます。

法務もの/税務ものは私の十八番です。(中略)

ドラマ制作者みなさまからご注文いただいた方向と異なっているのを自覚し、申し訳なく思いながらも、今回は本能へ身を委ねてしまいました。

お粗末さまです

引用元: yahoo.co.jp

「ん? どーいうこと?」

ドラマ制作者みなさまからご注文いただいた方向と異なっているのを自覚し

って書いてるってことは

意図して、ドラマ制作スタッフから注文された方向と違うものをつくちゃった

ってことですか?

スゴイ勇気です!

大物ミュージシャンだからできたことですね!

普通なら「ボツ」にされていましたね。

「主題歌がドラマに合わない」と思っている人たちの声


引用元: x.com

まぁ、合わないよね。

ドラマの世界観になんとなく浸りそうになるクライマックスにかかると途端に現実に引き戻される。

引用元: yahoo.co.jp

セリフがよく聞こえなくなったり

雰囲気壊したり…

この主題歌、本当にやめてほしいです。

依頼された通りの仕上がりじゃないのに

なぜ、そのまま受け取ったのでしょうか?

椎名さんも十八番と言いながら本能に…なんて

傲慢だと思いますし

そんなのは

オリジナルアルバムでやればいい。

依頼された条件の中でベストを尽くすのが

プロの仕事だと思います。
引用元: yahoo.co.jp

コメントが、けっこう手厳しいですよね。

これは歌手じゃなくて曲にNOと言えなかったプロデューサーが悪いだけ。。

昔フェスで椎名林檎が出てき有名な曲を一曲も歌わず会場全体が冷めまくってたの思い出した。

あえて空気読まない自分ってカッコいいと思っているのが文章から分かるよねw
引用元: yahoo.co.jp

確かに、制作側がもう少し、椎名林檎さんとコミュニケーションを撮っていれば、ここまで、ドラマの世界観からかけ離れた音楽にはならなかったかもしれません。

「ドラマ制作者みなさまからご注文いただいた方向と異なっているのを自覚し」

ってわかってやってたのか、始末に負えないなぁ、

まあこういうことをやるのが「格好いい」と思う層がいるんだろうし、

それを支持する人もいるんだろうけど、

本能とやらがまさるなら、主題歌を引き受けないほうがいいのではないかな
引用元: yahoo.co.jp

などと、ネットにはやはり、あまり肯定的ではない意見が溢れています。
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ファンの好意的なコメント


引用元: youtube.com

ところが、YouTubeの椎名林檎チャンネルには

椎名林檎 ニューシングル『人間として』

に対して、ファンからの熱いメッセージが、とにかくたくさん寄せられていました。

林檎さんは、人に「キャラを創っている」「歌詞が難しい」「何を言っているか解らない」と思われがちだけど、言葉ひとつひとつを理解していくと、驚くほど率直な意志や思想を音楽に込めていると思う。(中略)

本来の想いを伝えたいが故により正確かつ適切な言葉を使用して、言葉自体は難しい場合があるけど、すごく丁寧に素直に表現しているように見える。
引用元: youtube.com

なるほど、

椎名林檎の世界を理解するには、自分自身をも高めなければならない

ということでしょか?

やばすぎるなこの曲。

クラシックのラヴェルのような曲調でありながら、ジャズワルツとして上手く溶け合っていて、今も昔も全てがものすごく絶妙な調和をしている。

名もなき1つのジャンルが完成しているような。

きっとこれを計算して作っているんだろうから、圧巻すぎる。

果てしない才能に震えます。

もっと感じた感覚を上手く伝えたいけど、語彙が見つからない。

それくらい椎名林檎さんの進化し続けるすごさに脱帽です。
引用元: youtube.com

一人の天才が、とどまることなく新たな芸術作品を創造し続ける。

この行為にどれだけの価値があることか。
引用元: youtube.com

バレエ音楽や、クラシカルな時代のエンターテイメントミュージック、ジャズがロックと融合するんだっていうのを初めて知ったのは、やっぱり椎名林檎さんの音楽で知ったんだよな…

ラストもフランス映画のエンドロールミュージックを聴いている気持ちになりました

おしゃれかっこよくて素敵でした

引用元: youtube.com

椎名林檎さんには多くの熱烈なファンがいるのですね。

みんな、椎名林檎さんの音楽の世界を超リスペクトしてますね!

4月16日に公開されたニューシングル『人間として』は、すでに120万回近く再生されています。

椎名林檎さんのファンは、みなさん、共通して書くことが深くてびっくりです。

このファンのコメントの数々を読んでいるうちに、

この椎名林檎の世界を理解しないのはもったいないかも

と思えてきて

やっぱり最終的にはこの主題歌、「Destiny」というドラマにドンピシャにハマるのかも?

という可能性すら見えてきたほどです。

ドラマ「Destiny」の主題歌「人間として」が不評の理由・まとめ


引用元: x.com

とにかく、ファンがここまでも絶賛するのですから、曲としてだけ聞けば、

明るくジャジーな曲調だけど、歌詞は心に刺さり、最高!

なのでしょう。

ただ、椎名林檎さんも自分で認めているように、今回のドラマ「Destiny」の内容や雰囲気に寄せる音楽を作らないで、

本能に任せて自分の作りたい曲を作った

ために、ドラマに寄り添わない音楽になってしまったのですね。

ファンの皆さんが書いているように、椎名林檎さんは、本当に天才なんだと思います。

でも、こと、このドラマの主題歌に関しては、エゴを前に出すより、

制作スタッフさんたちとみんなで協力して一つの『ドラマ』を作り上げる

という気持ちがもう少し持てたら良かったのかもなーと思います。

反面、椎名林檎さんがスタッフに気を遣って、自分を曲げてみんなに受ける違う曲を作ってたら、もしかして、全然いい曲が出来上がらなかったかもしれませんね。

そしたら、ちょっとはドラマに合う感じの曲になったかもしれませんが、コアなファンはがっかりする結果になっていたかもしれません。

というわけで、これで良かったのかもしれません。

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おわりに

とにかく、このドラマに限っていうなら、

大事な友人が事故死したり

父親の自殺の本当の原因を探ると言う重いテーマのドラマ

なので、やはり、違う雰囲気の音楽だった方が視聴者受けしたのでしょう。

でも、まあ、制作スタッフ側としても、椎名林檎さんに依頼しようと思った時点で、こういう結果になることはある程度予想できていたのではないでしょうか。

というわけで、たまには、こういう、不釣り合いな、違和感だらけの主題歌というのも、経験としては、おもしろいかもしれませんね。

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