クマとの共存にベアドッグがドローンやAIシステムよりも活躍する理由

こんにちは。

クマが住宅地に出没して、人を襲ったり、農作物を食い荒らす被害が多発しています。

ここでは、クマと人間が共存していくために、

「ベアドッグ」

と言われるクマの追い払いをしてくれる犬が、ドローンやAIシステムなどの、最先端技術よりもすごい活躍をしている理由についてお伝えします。

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クマの被害と捕殺数の増加


引用元: youtube.com

今年は、俗に「アーバンベア」と呼ばれる住宅地に出没するクマが、人を襲ったり、農作物を食い荒らしたりして、大きな問題になっています。

すでに今年の10月末までに、全国で6000頭を超えるクマが駆除されていて、個人や、動物保護団体から、公共機関にクレームが殺到しています。

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アーバンベア殺処分に賛否!イタリア裁判所が殺人熊の駆除を禁止した理由

ゾーニングによるクマとの共存の難しさ

クマを殺さないで、クマとうまく共存していくには、クマの生息する奥山と、人間が生活する市街地の間に、里山のような緩衝地帯を設けて人とクマがすむ地域を分けるゾーニングが意図つの有効な方法だと考えられています。

ですが、年々アーバンベアが増加傾向にあるため、捕獲したクマを、山奥に放獣しても、ゾーニングを試みても、一度味をしめたクマが結局、また人里に降りてきてしまうというケースもあり、その場合は、結局殺処分になってしまいます。

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アーバンベア放獣の3つの問題点!クマのゾーニングは不可能?

最新テクノロジーを駆使すればゾーニングも現実的!

AI

そこで今注目されている最新テクノロジーの一つがクマの追い払い目的の「AIシステム」です。

詳しくはこちらをどうぞ⇓

アーバンベア対策はAIで!カメラ認知・警戒音・レーザー光で撃退!

ドローン


引用元: youtube.com

クマ対策専用の「AIシステム」には、警報を鳴らすことも、レーザー光を放つこともでき、ある程度の追い払い効果はあります。

そして、物体をクマと認識した場合、カメラの焦点を自動的にクマに絞って、クマの動きと共にカメラの向きを変え、追跡動画を撮影することも、可能です。

でも、その追跡は、カメラで捉えることのできる範囲までに限られます。

その点、ドローンなら、森の奥深くまで飛ばせられるので、クマの所在地を、広範囲に、正確に捉えることができるのですね!

ドローンえらいね!

ドローンの活用例


引用元: 石川県小松市消防本部提供

石川県

石川県小松市ででは、2020年11月から、自治体や消防署の小型無人機ドローンがクマ対策に活用され始めています。

使用するのは、体温を感知できる赤外線カメラを搭載していて、非恋時間の長いタイプのドローンです。


引用元: 石川県小松市消防本部提供

上の、一見何もいないように見える茂みを、赤外線カメラで撮影すると、クマの姿が赤紫色に映し出されるのだから、すごいです。

下の画像でも、小型無人機ドローンに搭載されている世紀凱旋カメラが、木の上にいるクマを赤く映し出しています。


引用元: 石川県小松市消防本部提供

所在が判明したクマは、爆竹を鳴らして、驚かせて、山奥に逃げさせたのだそうです。

この方法で、クマが人里に降りてくる前に、山奥に追い返すことができます。

その取り組みは、、石川県の各地に広がっていて、金沢市、能美市、田上本町でもクマ対策にドローンを導入しています。

今年10月には加賀市の加賀温泉駅近くのショッピングセンターにクマが迷い込んでしまい、買い物客や従業員にパニックを引き起こしました。

その時に、活躍したのもドローンでした。

クマが出た党の通報を得て、ショッピングモールに駆けつけた市の職員は、ドローンを使って倉庫内でクマの捜索を手伝いました。

そのおかげで、クマはより早く地元のハンターに捕まえられました。

11月13日には、矢田野町でも、政府関係者、警察、矢田野町地区猟友会のメンバーらが高さ32センチのドローンを使って、がクマの動きを感知して、赤外線カメラで茂みに隠れているクマを発見しました。

福島県


引用元: youtube.com

今年5月、福島県喜多方市でも、クマ対策にドローンが導入されました。

福島大学の望月翔太准教授らの研究グループがドローンを使って、クマが出没するリスクが高い場所を把握する調査を行なっています。

望月准教授らは、クマなどの獣害対策が専門です。


引用元: youtube.com

今回の調査に使用されたのは、石川県の小型のドローンとは違って、2メートルほどある大型で、上空から3Dマッピングの技術で地形のデータを収集して、クマが生息していそうな場所を把握する事ができるのだそうです。

北海道


引用元: hokkaido-np.co.jp

北海道でも今年10月、ついに小型無人機ドローンによる実証事業が始まりました。

ドローンの使用には、高額な費用がかかるため、

農業
除雪
ヒグマ対策
遭難者捜索
という4つの用途を1人4役でドローンに担ってもらおうという提案です。

引用元: youtube.com
すでに、民間技業者にお得プランを組んでもらい、市町村に予算を組んでもらうよう提案しています。
12月3日に北海道の芦別市上芦別町で、クマが出ました。
その時も、上芦別町の消防が赤外線を探知できるドローンを飛ばして、クマを見つけ出しました。

引用元: youtube.com
そして、12月6日は札幌市南区ででもクマ対策を担当する市の職員が、初のドローンを使ってのヒグマの生息域調査を実施しました。

ベアドッグがドローンとAIよりもすごい点


引用元: npo.picchio.co.jp

というわけで、 AIシステムやドローンを使っての、「クマの追い払い」は、ある程度うまくいっています。

ただ、AIシステムでは、レーザー光や警戒音によって近づいたクマを追い払うことは可能ですが、ちょっと追いかけて、より山の奥へ返すことはできません。

また、ドローンの方も、上空から警戒音を発することはできますが、木の枝に引っかかって故障するといけないので、低空飛行はできず、空の上の離れたところからの警戒音しか発することができないので、追い払い効果はあまり期待できません。


引用元: npo.picchio.co.jp

その点、軽井沢で実際に大きか効果を発揮している「ベアドック」は、クマガイソウな森の中に入っていき、近くから吠え立てることによって、確実に、山奥の方角にクマを追い返すことができます。

そういう意味では、ベアドッグは、最新テクノロジーのドローンやAIシステムよりも強力だと言えるかもしれません。

残念ながら、「ベアドック」を使ったクマの追い払いと、確実なゾーニングは、現在軽井沢市でしか、実践されていません。

国内初のベアドッグ-ハンドラー田中純平さんについてはこちらをどうぞ⇓

ベアドッグ・ハンドラー【国内初】田中純平さんの英語がうますぎる理由!

おわりに

毎年、何千頭もクマが殺されているという事実には、改めて驚きました。

クマと人間が、日本中のどこでもうまく共存できる世の中になるといいですね。

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